新年度も始まり、新入社員のフレッシュさをまぶしく感じている頃ですね。

ロンドンはサマータイムに入り、明るい時間が長くなりました。気温も上がってきて春を少しずつ感じております。

そんな春の代名詞といえば、歓迎会。それに付いて回る自己紹介。

思い出してしまうのが、はるか昔の合コン。（昔の話で恐縮ですが…）

ある男性が、「僕の特技は、女性の髪の毛の匂いを嗅ぐと、何のシャンプーを使ってるかわかることです。当てましょうか？」と。

まだ青かった私は、彼のことを気味悪く思って距離を置いてしまいましたが、今思えば、目の付け所がよかったのではないかと思うわけです。

その手口？がではなく、女性の髪の毛に注目した点です。

事実、髪の毛に気を遣っている女性は綺麗な人が多いです。

髪は人によって全く異なります。毛の量、太さ、ダメージ具合、クセ、頭皮、全て人と異なるので、同じシャンプーを使っても合う人と合わない人がいます。つまり、自分の頭皮と髪の毛を十分に理解し、ケアができる女性は、自分を魅力的にみせる術を身に付けているということです。

レミゼラブルや賢者の贈り物でも女性の髪はお金に代わっていますが、いつの時代もキューティクルがととのった艶のある髪の毛はそれだけで価値があります。

そうはいっても、インバスのヘアケア選びは本当に大変です。自分の頭皮と髪質の理解にプラスして自分の好みまで出てくるからです。

配合成分、香り、さっぱり、しっとり、さらさら…。特に最近は次から次へと新たな商品が登場し、さらに選定は難しくなっています。

私のインバスの重視ポイントは、ズバリ、〝ドライ後と翌朝”の〝指通りとまとまり”。

成分はなるべくナチュラルで地肌にやさしいものがいいに越したことはないけど、それよりも仕上がりを最重視。

シリコンが入っていたらダメ、ラウレス硫酸はダメという極端な考えはしないバランス派です。アルコールだって飲みすぎはよくないけど、多少楽しんで飲む分には健康的ですし。（話違いますか？）

どちらかというと、指通りの良さや艶を出すためには、多少はシリコンも必要ではないかというシリコン肯定派でもあったりします。

そんな私が日本にいたときに使用していたのはミルボンから発売されているディーセス ノイドゥーエ　ヴェロアリュクスというインバスライン。

http://www.milbon.co.jp/products/neu_due/

髪の広がりとパサつきが悩みだった私も、こちらに出会ってからは美容師さんに髪質を褒めていただくこともしばしば。長く愛用させていただいておりました。

がっ、ロンドンはそうです。超硬水。水質が全く違うし、不純物が多く含まれているので髪には悪環境。日本では良かったシャンプーも泡立ちが悪くなるし、仕上がりも日本にいるころとはだいぶ異なります。

郷に入ったら郷に従おうと、ドラッグストアでなんとなく買ったものを使っていましたが、みるみるうちに髪の毛がバッサバサに。私には合っていなかったですね。

水分がなく、艶もなく、パサつく髪の毛だと、なんか全体的に歳をとったように見えてしまうから不思議なものです。

シャンプーひとつでこんなにも髪質や印象って変わるものなのねぇと身をもって体感。

日本よりもバラエティに富んだ髪質が集まるロンドンでは、シャンプー選びは至難の業。

慌てて美オタなベテラン駐在ママさんたちから情報をかき集め、現在使用しているのがこちら。amazonで購入。

http://www.pureology.com.au/pureology-systems/haircare

PUREOLOGY Serious colour care

今回はmade in USA。アメリカはロンドン程硬水ではないはずですが、問題なし！

サルフェートフリー（サルフェートとは硫酸系の界面活性剤のことです）。100％VEGAN（動物原料一切不使用）。ちなみに、このVEGAN（ヴィーガン）という言葉はイギリス発祥らしいですよ。

私の重視ポイント〝指通りとまとまり”を難なくクリア。艶も蘇ってきました！

しかし、香りが独特。ゼラニウム？が強めなメンズっぽい香り(-_-;)

メントールが多量に配合されていて、かなりスースー。

これ、メンズ用？ってくらいスースー。

お風呂に入ってるのに、頭が寒い( ;∀;)

もう少し華やかな香りを付けてくれたら最高ですが、しばらくはこちらにお世話になりそうです。

あの合コンの時の男性に会ったら、「君は…サンスターのトニックシャンプーだね？（ドヤッ）」なんて言われてしまうかもしれません。（実際は全く異なる香りですが…）

日本でも地域によって硬度が高いところもあるみたいです。どうも合うシャンプーが見当たらないという方も選択のひとつにしてみてください。日本でもamazonで購入可能です。

ドライヤー前後に浸透性の高いクリームや乾燥防止のオイルを使うのもおすすめです。

年齢を重ねるごとに、手間をかけなければいけない部分が増えてきますね。肌のエイジングケアに注意が向きがちですが、少しのこだわりをもつことで髪の毛はすぐに変わります。印象だって絶対に変わります。

自己紹介ではきらめく艶髪をアピールしつつ爽やかに。マニアックな特技は周りのアルコールが回ってきた頃に披露することをお勧めします。