★美容エディターゆりこの「アラサーの花道」vol.24 ひとり妊活”第二弾! 漢方王子に聞いた「がん検査の今」Body Care, Inner Beauty, NEWS
みなさんこんにちは、美容エディターのゆりこです。
最近アラサー女子達から「ダンナはいらなから子供だけでも欲しい」とよく耳にします。でもそれは切実で正直な声。なぜなら結婚と違い妊娠にはリミットがあるから。
性病検査と子宮頸がん検査などマストな妊活検査に加え、今の内にやっておきたいのががん検査。元キャスターのがん発見以来、関心が高まっているものの、受けるべき検査やコストについてはあまり知られていないもの。そこで今日は漢方王子こと、エビス薬局代表取締役・薬剤師の野口貴司先生に”ガン検査の今”を教えてもらいました。
[野口貴司先生プロフィール]
東京薬科大学卒。千葉県銚子市薬剤師会理事、同薬剤師会学術委員長。(株)エビス薬局代表取締役。学生時代より中国漢方を現地の漢方医の元で修行、漢方薬研究は20年におよぶ。東洋医学と西洋医学を駆使する漢方相談には定評があり、「漢方王子」の愛称で親しまれる。
知らなかった!婦人科系のガンをU1万円でチェックできる”腫瘍マーカー”
ゆりこ: 最近、乳がんをはじめとした”がん”の検診を受けるべきか迷っているんです。なんだか疲れやすくなったし、もしかして…万が一…と思うと不安で。
野口先生: 体の変化に耳を傾けることはとても大切です。でも仕事に家事に忙しい現代女性にとって病院で人間ドックを受けるのは時間的にも金銭的にも大変ですよね。そこでオススメしたいのが腫瘍マーカーの検査です。
ゆりこ: 腫瘍マーカーってなんですか?
野口先生: 簡単にいうと、がんがあるか・ないか高い可能性で判定できる検査のこと。がんがないと分かれば安心です。もしも腫瘍マーカーに数値の異常が認められたら、第2のステップとして内視鏡だったりマンモグラフィーだったり、精密な検査を受けることで時間もコストも削減できるんです。
ゆりこ: そんな画期的な方法があるなんて知りませんでした!
野口先生: アラサー女性にオススメなのは「女性用がん総合検査」キット。女性の死亡原因の3分の1を占める卵巣がんの他に、卵管がん、子宮がん、消化器がん、すい臓がん、肺がんなど女性がなりやすいがんの腫瘍マーカー検査がすべてできるんですよ。
DEMECALの女性用がん総合 検査キット 価格:9,000円(税込9,720円)
結果にドキドキ…。早速、試してみました!
野口先生のエビス薬局から送りられてきたキッドがこちら。
自宅で安全に精度の高い血液検査をすることができる血液検査キットで厚生労働省から医療機器認可と取得しているので安心です。まずは、アルコールで人差し指の指先を消毒し、このUSBのようなピンクの器具を使って自己採血します。
左下の部分を指先に当てて、白い部分のスイッチをカチッと押すと小さな針が出てきます。ちくっとしたかと思うと血が少しだけ出る仕組み。
血が出たら緑色の器具の先端(コットンみたいになっています)を優しく押し当てて採血。蚊にさされたくらいの痛かゆさはあるものの痛みは気になりませんでした。
採血できたら蓋をして終了! 翌朝、返信用封筒に入れて送付しました。
1週間ほど経ったのち、検査結果が記載したメールアドレスに送られてきました。
全項目GOODで一安心…。異常が認められる場合は”NG”と表示されるので、精密検査を受けて詳しい原因と治療を開始することになります。
検査キッドでチェックできる”がん”をおさらい
【CA125】…女性特有のがんである卵巣がん、子宮体がん、卵管がん、子宮頚部腺がんに反応する腫瘍マーカー。
とくに卵巣がんはほぼ無症状のまま進行するのでサイレントキャンサーとよばれるがん。若い女性に多く、不妊症の原因にもなる”卵巣嚢腫(良性の腫瘍)”が疑われる場合も、数値に異常が現れるので要チェックです。
【CA19-9】…主に女性がかかりやすいといわれるすい臓がん、胆のうがん、胆管がんに反応する腫瘍マーカー。
胆管がんは女優の川島なおみさんが亡くなったことで注目を浴びましたね。いずれも40歳を超えてから発症する人が多いがんですが、喫煙やアルコールを摂取しすぎの人は気をつけたいがんです。
【CEA】…主に消化器系(大腸、胃、食道など)のがん、肺がん、乳がんなどに反応します。特に、乳がんは今注目されているがんのひとつ。乳がんは40歳を超えて発症する人が多く、35歳未満は「若年性乳がん」と呼ばれ稀なケースとされています。
いかがでしたか、これだけの項目を人間ドッグで受けると数十万円かかってしまいますが、今回ご紹介した検査キットなら1万円以内でチェックできるので嬉しいですよね。
敷居の高いがん検査ですが、これなら気軽にトライできそう。私も検査結果がくるまでがドキドキでしたがいつかママになるために、“転ばぬ先の杖”として、みなさんも1度勇気を出してお試しあれ。
それではまた来週、次回もお楽しみに。
Hasta la vista☺♥
ゆりこ